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地震が起きたらマンションの住民は避難したほうがいいか?【在宅避難の備え】



地震が起きたとき、マンションの住民はどのような対応をとるのがいいの??

 

2018年6月18日、大阪北部で震度6弱を記録する大地震がありました。

わが家も関西圏なので大きな揺れがあり、恐怖を感じるとともに備蓄が万全ではなかったことにも気づかされました。

 

その後、防災に関する記事を読み備えに徹しました!

 

この記事では、わたしが感じた疑問、「大地震が起きたとき、マンションの住民は外に避難したほうがいいのか」ということをはじめ、「マンション住民の防災グッズや対応」をまとめます。

 

消防庁の防災マニュアルを参考に、現役防災指導担当者の助言のもと作成しました。

 

補足

この記事は、超高層マンション(タワーマンション)以外のマンションを想定して作成しました。

震度とマグニチュードとは

震度とは「地面の揺れの大きさ」で、同じ地震でも地盤や建物の階により揺れの程度が異なります。

マグニチュードとは「地震のエネルギーの大きさ」で、実際の揺れの強さを意味するものではありません。

マグニチュードは1上がるとエネルギーは約32倍も大きくなります。

出典:消防庁防災マニュアル

 

マンションの地震の揺れの特徴と体験談

 

出典:消防庁防災マニュアル

マンションなど建物の高層階での地震は、揺れはじめは遅く、揺れ出すと長く揺れ、揺れ幅も大きくなる傾向があります。

 

大阪北部地震の体験談

住まい:新築マンションの中層階以上(10階建て)

震度:4

 

激しく揺れ、棚から物が色々落ち、キッチンボードは位置がずれました。

一瞬「南海トラフ地震か?」と思い、かなりの恐怖を感じましたが、立っていられないほどということはなく、子どもの元にすぐに駆けつけることはできました。

 

震度5の場所にいた友人は、通勤の運転中であまり激しい揺れには感じなかったそうです。

やはり、マンションの上階は激しく揺れるのだと思いました。



新築マンションの耐震性・倒壊の危険は?

1981(昭和56)年以降に建設された新築マンションの場合、建築基準法の「新耐震基準」によって、震度6強〜7程度の地震でも倒壊しない(人命が損なわれるような倒れ方はしない)設計がなされています。

 

日本の気象庁では、震度7が最大だと定義されています。

近年の以下の地震が最大震度7でした。

  • 東日本大震災(2011年3月11日)最大震度7
  • 熊本地震(2016年4月14日)最大震度7

 

さらにマンションは、耐震性能を3区分に分けた『耐震等級』という基準もあります。

 

地震が起きたら、マンション住民は避難したほうがいい?在宅避難?

わたしは地震が起こったあと、一瞬外に避難すべきか迷いました。

しかし、新築マンションの場合は、津波や洪水で浸水の危険がある場合や火災等の2次災害がない限り、在宅避難するのがいいようです。

 

地震の2次災害

浸水や建物の倒壊以外では、火災や家具の転倒による怪我が考えられます。

火災の場合も避難が必要ですが、家具の転倒では自宅処置で済む場合は在宅避難になるでしょう。

 

浸水の危険がある階でも、避難所に移動するより、そのマンションの上階に登った方が迅速に危険を回避できる可能性が高いです。

 

以下、朝日新聞でも、首都直下型や南海トラフ地震等の大災害時は、マンション住民は「在宅避難」を基本的な方針とする旨が掲載されています。

マンションを地域の防災拠点として活用する動きが、首都直下地震や南海トラフ地震の被害が想定される地域を中心に広がっている。耐震化や食料などの備蓄を進め、マンション住民は「在宅避難」を前提とするとともに、地域住民や帰宅困難者、津波避難にも対応しようとする試みだ。

ー中略ー

世帯の約9割がマンションに住む東京都中央区は防災計画で、在宅避難を「基本的な方針」と掲げ、建物の耐震化と、住民による自助・共助の活動を支援すると明記。

出典:朝日新聞

 

お住まいの地区のハザードマップを確認し、以下は必ず認識しておきましょう。

  • 津波や洪水による浸水の危険性
  • 避難所への距離・経路


マンションにいる時間に地震が起きたらどうする?

地震が起きた時の対応

部屋の中にいるときに地震が起きたら、基本的な対応をとりましょう。

  • まずは身の安全を確保!丈夫な机の下に隠れる、または、落下物のない場所(廊下等)で固定されたものにつかまり、揺れが収まるのを待つ
  • あわてて外に出ない!揺れがおさまった後に、窓や戸を開け、出口を確保する
  • 転倒した家具、飛び散ったガラスの破片等でケガをしないよう靴を履く
  • 揺れを感じて自動的にガスの供給を停止するガス漏れ遮断器(ガスマイコンメーター)がほとんどのご家庭に設置されているため、調理中でも無理に火を消そうとするのではなく、やけどしないようコンロの近くから離れる

マンション住まいならではの注意点

マンション

マンション住まいの場合、一戸建てとは対応が異なるポイントがいくつかあります。

  • エレベーターに乗っているときに災害に遭ったら、すぐに近くの階のボタンを複数階押して、止まった階で降りる(新築物件等、新しいエレベーターの場合は、地震を感知して自動で最寄りの階で扉が開くシステムにはなっている)
  • エレベーターに閉じこめられても、焦らず「非常用呼び出しボタン」を押す
  • 普段から、ベランダの避難ハシゴの上には物を置かない
  • 消防の定期点検を必ず受ける
  • マンション内の避難訓練が実施されている場合は参加する(住民とのコミュニケーションにもなる)

 

 

新築マンションは、国が定めた防災基準を満たした建物と設備なので、倒壊の危険がほぼないことは安心できる点だと思いました。

 

また、マンションは共同住宅なので、住民同士で助け合える安心感は大きいです。

日頃から挨拶するなどコミュニティーをつくっておくことも大事にしていきたいと思いました。

 

マンション住まい・災害グッズ【備蓄品】

非常食

新築マンションの場合、在宅避難する可能性が高いこと、エレベーターが使えず物の運搬が不便なことを踏まえ、家族1週間分の食料は備えておくのがいいです。

もちろん置き場に困らないのなら、それ以上備えておきましょう。

 

水道が使えない場合、水を運ぶために階段を往復するのはかなりの重労働ですから、飲料水は多めに備えておくと安心感があります。

 

非常食品は定期的に消費期限のチェックをします。

食料品名備考
レトルト食品(ご飯・アルファ米・おかゆなど)
インスタントラーメン・カップみそ汁
飲料水最低でも1人3リットル/日×3日分

生活用品

生活用品名備考
給水用ポリタンク日頃から水道水をためておくと生活用水に使える
カセットコンロガスが止まった時使える
ウェットティッシュ・おしりふき入浴できない時、体が拭ける
簡易トイレ
ラップ食器の上に敷けば洗い物が出ない
紙皿・紙コップ・割り箸あれば便利
ほうき・ちりとり電気が使えず掃除機をかけられない時、ガラスや倒壊物の除去に役立つ
ランタン・懐中電灯
長靴・スニーカーガラスなどから足を保護する

シリーズ累計販売数60,000セット突破 防災セットSHELTERシリーズ

マンションから避難する際の持ち出し用品

非常用・持ち出しバッグ(リュック)の中身

新築マンション住まいの場合、在宅避難になる可能性が高いので、持ち出し用バッグの中身は必要最低限でいいです。

非常時はエレベーターが使えませんから、特に小さいお子様や年配の方がいるご家庭は、できるだけ身軽に移動できるようにしたいですね。

何より命が最優先!!!

 

非常バッグは玄関などの持ち出しやすい場所に備えておきましょう。

 

消防庁・防災マニュアル「非常用持出品チェックシート」を参考に、小さい子どもがいる家庭の持ち出し用品(オレンジ字)を追加して、自分がわかりやすいようにまとめ直しました。

階段での移動になるので、ママは抱っこ紐が必須です。

非常時持ち出し用品名備考
貴重品(現金・通帳・保険証・免許証・印鑑)小銭があると公衆電話が使える。
懐中電灯・予備の乾電池コンパクトなものでいいので、1人1つあると良い
携帯ラジオ
モバイルバッテリーラジオがなくても携帯のバッテリーがあれば安心(携帯が壊れない限り)
ヘルメット
厚手の手袋
ライター
ナイフ・缶切り
携帯用トイレ
ウェットティッシュ
ビニール袋雨具・敷物・簡易トイレなど応用が効く。 プライバシー保護のため透けないものが良い。
救急グッズ(絆創膏・消毒薬・持病の薬・処方箋控え・生理ナプキン)
非常食品(飲料水・乾パン・缶詰・栄養補助食品・アメ)
防雨寒用グッズ(雨具・アルミ保温シート・カイロ)
ホイッスル閉じ込められた時に場所を知らせる
避難カード
子どもの貴重品(母子手帳・お薬手帳・保険証)
子どもの食品(レトルト離乳食・粉ミルク・哺乳瓶)
子どもの生活用品(オムツ・お尻拭き・衣服)
母親グッズ(抱っこ紐・授乳ケープ)エレベーターが使えないため、抱っこ紐は必須!
子どもの避難カード

参考:総務省消防庁ウチコト「絶対備えておきたい!子連れで避難する際のポイント&荷物チェックリスト」


 

避難カードとは

避難カードは上の画像のようなものです。

  • 住所
  • 氏名
  • 生年月日
  • 性別
  • 保護者名
  • 連絡先
  • 勤務先 等

上記の項目を書いておきましょう。

消防庁の防災マニュアルからダウンロードして印刷可能

 

もちろん、何の紙でもいいです。

特に小さい子どもははぐれた時に親を探す手がかりになります。

 

以上、今回の地震で学んだことをまとめてみました。

倒壊の危険はほぼないにしても、家具の固定など日頃からできる備えはしっかりしていきたいですね。

新築マンションにお住まいの方の参考になれば幸いです。