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家にいても自然を感じることができる「無垢床(むくゆか)」って魅力的ですよね。その一方でメンテナンスが大変そうで悩んでいませんか。
1階にオーク材の無垢床を採用したけど、無垢床ってやっぱり木をそのまま使ってるから子どもがあそんだら傷だらけになるのかな。
見方を変えれば、実は財布みたいに経年劣化も楽しめる素材なんだよ。補修の方法と併せてみてみよう!
この記事では、家づくりで1階に無垢床オーク材を採用した主婦が無垢床を実際に使った体験談と、無垢床の補修方法についてまとめます。
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無垢床は傷だらけになる?
実際、無垢床は1本の木から切り出した1枚の板を並べて作ったフローリングのことで、以下のとおり傷つきやすい特徴があります。
- 石やタイルなどほかのフローリングと比べると傷がつきやすい
- とがったものや固いものでこするとへこみ、傷の原因になる
- イスの脚、家具の底面と床がこすれると傷がつきやすい
しかし傷がつきやすいとはいえ、樹種や表面の塗装方法によってすり傷に対する耐性は異なります。
具体的にいうと同じ木材の中でもやわらかい針葉樹(パイン材・桧・杉など)よりも硬い広葉樹(オーク・胡桃・栗・チークなど)のほうが樹種や塗装などに対する耐性が高いのです。そのため、傷が気になるけど無垢床にしたい!という場合は硬い広葉樹が向いています。
無垢床の塗装には一般的には自然素材(オイル)を使った塗装と、ウレタン塗装があります。
オイル塗装は植物油や鉱物など自然界に存在する成分を使い、成分が木に染み込むので外側に塗膜ができないのが特徴です。表面に塗膜ができないため、水に弱く傷がつきやすいとされています。
ウレタン塗装はウレタン系の樹脂を主成分とした塗料で、無垢材の表面に薄い膜を作る塗装方法です。表面にかたい塗膜ができるので、オイル塗装と比較すると水に強く傷はつきにくい塗装です。日々のメンテナンスもオイル塗装よりは簡単で、箒(ほうき)などでほこりを取り除くだけでOKなので、日々のケアに時間がかけられないかたにはウレタン塗装が向いています。
無垢床はなぜ白くなる?
使っていくうちに無垢床がだんだん白くなることがあります。その主な原因は以下です。
- 日焼けによる変色で白く見える
- 皮脂や油による変色で白く見える
- 化学薬品による変色で白く見える
- 湿気による変色で白く見える
窓際など日光が当たっているところは紫外線によって表面の塗装が劣化してしまうことがあります。日焼けした無垢床は白っぽくなり、汚れが溜まることで色がグレーに変化して劣化していきます。
カーペットを敷いてる場合、めくったら日焼け痕がくっきり!なんてこともありますので注意!
わが家は冬は無垢床にラグを敷いてしまっているので….いずれは色が部分的に変わってしまうかもしれません。でもわたしはあまり気にしません笑
生活していると徐々についてしまう皮脂や、料理のときに飛んだ水分や油などがシミの原因になりますし、床にこぼした水分や汚れは変色だけでなく、膨張やひび割れを起こしてしまう可能性もあります。
また無垢床は中性以外の液体には弱く、変色を起こす可能性があり、特に酸やアルカリの液体を長時間無垢床に接触させることによって、塗膜などにダメージを与える恐れがあります。
高湿度にも弱く、湿度がたまる場所の床は黒ずんだり変色したりする可能性がありますので、布団を直に敷く場合や窓際、水回りには注意したいですね!
これらの原因をゼロにすることはむずかしいですが、可能な限り対策して白くなるのを防ぎましょう。
無垢床にして良かったわが家の体験談
なんだか無垢床を採用したのにデメリットばかりあげてしまいました笑。
しかし!わたしはそれらのデメリットがあっても無垢床にして本当によかった!と思っています。
無垢床というとメンテナンスが大変そうだし傷もつきやすいしメリットないやんと思うかたもいるはずですが、わたしは無垢材の家で育ったのもあり、無垢の木肌感が好きなんです。見た目がまずフローリングとは違って味がありますし、素足で歩いたときの感触が好きです。
わが家は最初から生活のメインになる1階は絶対に無垢床にするつもりでいたのでフローリングと迷うことはありませんでした。家づくりの途中で「やっぱり挽板にして床暖房を入れたいな」と思い、一度挽板に変更したいと言ったことはあったのですが、すでに無垢床を発注済みだったため変更がきかず、1階はすべて無垢床になりました。
挽板とは、天然木を2~3mmの板状に切り出したもので、フローリングや化粧板の表面材として使います。そのため無垢材とあまり変わらない質感で人気があります。
しかし驚いたのは、挽板は無垢材を薄くしているのだから無垢材よりも安いイメージがありましたが、実際は挽板のほうが価格が高かったんです。工務店さんいわく、挽板は床暖も入れられるよう性能をよくしているため無垢床より価格が高くなるとのことでした。
そんなこんなで、わが家は床暖房を入れていませんが、冬でも家に帰ってくるたびに「無垢床いいなあ」と感じます。
新築マンションで暮らしていた頃は、床暖房があったので当時は「床暖がない生活にはもう戻れないな…」と思ったことさえありましたが、いまでは無垢床の満足度のほうがはるかに高いです。
寒がりのかたは床暖房がない生活は考えられないかもしれませんね。ただインスタグラムで調べていると無垢床でも床暖房を入れているかたはいる(自己責任で)ので、検討してみるのはありかもしれません。
床暖房を入れると無垢床の木と木の隙間が開きやすくなってしまいますが、自己責任で入れるのはアリだなとわたしも考えたことがありました。
現在、わが家は冬だけリビングにラグを敷いてこたつを自己責任で使っています!
傷のつきやすさはいまのところ感じていません。男の子2人が暴れまくっている家ですが、無垢材オークならではの節や模様がたくさんあるので傷がついたとしてもあまり気にならなさそうです。
無垢床の傷の補修はどうすればいい?
いすの脚などがこすれてできた傷であれば、木面に霧吹きなどで水を拭きかけ、タオルをかぶせてその上からアイロンを優しくかけると見えにくくなります。ウレタン塗装の無垢材で、ウレタンが剥がれてしまってできた傷はこの方法で補修はむずかしくはなります。
木が水分を含んで膨張するんだね。
ウレタン塗装だとむずかしい場合もあるから注意!
床の塗装がオイル塗装か、ウレタン塗装か、木材の樹種によって傷や変色の補修方法や価格は多少変わってきます。
基本的にオイル塗装の無垢床についた傷はオイルを塗り直すことでも見えにくくなります。床の傷や変色をDIYで補修する場合、ワックスやニス、ハケなどが必要になり、それらにかかる費用相場は数千円程度になります。
一方でウレタン塗装を塗り直すのはむずかしく、業者に頼んでもきれいに元通りとはならないこともあります。
木材の表面にウレタンを塗り、紫外線を当てて硬化するやり方が主流で、木面をクリアに見えるように透明な塗膜を作るのは素人にはハードルが非常に高いです。
補修したい場合は業者に依頼するのが一般的で、その場合床の模様に合わせて補修するため、とても高度な技術が必要になります。傷だけでなくシミや変色も補修する場合は、約2万円~約3万円程度と言われています。(補修する面積や素材にもよります。)
オイル塗装でもウレタン塗装でも業者に依頼する場合は、経験豊富な専門業者に依頼するようにしましょう!
まとめ:無垢床の傷は気にしない!経年劣化も趣と捉える
無垢床は傷がつきやすく、補修や日々のメンテナンスが大変な面もあります。
しかし、木材の経年劣化により新築のころは美しい薄茶色だったのが、経年劣化でやがてツヤのある飴色へと変わったりします。
無垢床ならではの快感性と肌ざわりは何にも代えがたいものですし、目にみえない香りを楽しむこともできます。
無垢床は木の木目がそのまま残っているので、二つと同じものがない、個性的でオリジナリティのある床に仕上がるのも魅力です。この傷は子どもたちと遊んだときにつけちゃったなあと思い出すのもなんだか趣深いと思えます。
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