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マンションに多いリビング隣の「中和室」。
実際使いにくくないのか・使い方が気になる人もいるのではないでしょうか。
もこ
ちなみにわが家の和室は4.5畳と狭いです・・・!
この記事では、中和室の使い方で参考になる事例12選とわが家の活用方法をご紹介します。
Contents
マンションによくあるリビング隣の「中和室」とは【特徴】
マンションに多い「中和室」は、リビングの一角が引き戸で仕切ってある和室で「窓がない」のが特徴です。
建築基準法によると、本来「居室」は床面積の1/7以上の窓が必要とされますが、
引き戸で対応するなど一定の条件を満たせば、居室と呼ベるのです。
もこ
そんなわけで使い方には悩みますよね。
ということで使い方をまとめていきます!
マンション中和室(リビング隣)の使い方・参考になる活用法12選
1.リビングの一角としての中和室
特に明確な使い道を定めなくても、和室の引き戸を開けたり無くしたりしてしまえばリビングの一室として使えます。
リビングが広く見えて開放感が生まれますね。
2.客間としての中和室
お客さんがきたときのおもてなしルームに活用しやすいです。
家族が泊まりに来たときにも布団を敷いて寝てもらうことができます。
3.書斎やワークスペースとしての中和室
和室は読書するのにぴったりです。
寝転びながら本を読むのもいいですし、デスクや本棚を置いて書斎にしたり、パソコンを使うワークスペースにしたりするのも適していると思います。
4.スタディールームとしての中和室
子どものスタディールームとしても使いやすいでしょう。
最近はリビングやダイニングテーブルで勉強する子どもが多く、そのほうが成績が伸びやすいという研究結果もあるようですが、食卓と勉強机は分けたいと感じる人もいるはずです。
そういう方にとっては、ほぼリビングと言える中和室に勉強机をおけば両者のいいとこ取りができると思います。
5.キッズルームとしての中和室
いつでも親の目が届くので、安心して子どもを遊ばせることができます。
おもちゃの収納棚を作って、完全にキッズルームとして使う人は多いですね。
6.ベビールームとしての中和室
▼わが家
同じく、親の目が届くので赤ちゃんを寝かしておくのにもぴったりです。
フローリングより柔らかいので頭から倒れても安全だし、寝返りやハイハイもしやすい環境です。
7.収納スペースとしての中和室
マンションは収納スペースが少ないので、中和室の押し入れは貴重な収納場所です。
わが家も子どもの服、防災グッズ、布団などいろいろなものを収納しています。
インスタグラムやピンタレストなどで押し入れの活用術がとても参考になります。
押し入れの戸を外してしまって、ロールスクリーンや布で目隠しする方もいます。
8.家事室としての中和室
和室では洗濯物をたたんだりアイロンがけをしたりしやすいです。
作業デスクを置いてミシンなどを使うこともできますね。
9.サンルームとしての中和室
ホスクリーンなどを設置して、洗濯物の室内干しをする部屋にもできますよ。
わが家は最近ドラム式洗濯乾燥機を買ったので使っていませんが、最初の頃は和室のホスクリーンで部屋干ししていました。
リビング横で明るい部屋なので、洗濯も乾きやすかったです。
10.趣味部屋としての中和室
マンションによっては禁止のところもあるかもしれませんが、ピアノやギターなどの楽器を置くこともできますし、
棚を作って観葉植物を育てたり、マットを敷いてヨガをしたりすることもできます。
11.寝室としての中和室
押し入れに布団を収納できるので、寝室としても適しています。
ちょっと狭いですが、子どもが小さいうちや夫婦2人の生活なら困ることはありません。
夏や冬にリビングのエアコンが効いている状態で寝られるので、わざわざ別室のエアコンをつける必要がなく節電にもなります。
12.洋室に変更する
中和室の使い勝手が悪いと感じているなら、和室から洋室にリフォームするのもひとつの方法です。
ピンタレストで参考になる例がありました。
こんな感じで洋室にしてワークスペースにするのいいなあ!
こちらは壁があるので中和室とは違ったかもしれませんが、リノベーションで室内窓をつけるのすごく可愛いです!!!
また一般的には、洋室から和室より和室から洋室にリフォームするほうがコストが安く済むと言われていますよ。
マンション中和室のメリットとデメリット
メリット
引き戸を全開にしておけば、リビングを広く開放的に見せられるというのは大きなポイントに感じています。
居室としてはやや狭いですが、リビングの一角としてさまざまなシーンで使うことができて自由度が高いです。
実際に使ってみて、赤ちゃんや子どもの部屋として本当に使い勝手がいいですよ。
デメリット
窓がないため採光が悪く、エアコンが設置できないという欠点があります。
リビング境の引き戸を閉める場合は間違いなく照明が必要になります。
壁がないから防音性もないに等しく、プライバシーも守られないので、やはり居室としての機能は低いです。
ネット上には、「住む部屋としてはカウントしてはいけない」という意見さえありました(´・ω・`)
でもメリット・デメリットはどんな間取りにもあります。
では、中和室のある間取りが向いている人はどんな人でしょうか?
中和室があるマンション3LDKの間取りがおすすめの人は?
3LDKのマンションで中和室がある間取り(リビング・ダイニング・キッチン+中和室+洋室1+洋室2)を想定して、どんな人に向いているか考えました。
新婚さんや子育て中の世帯
前述したとおり、中和室の引き戸を開けておけば家事をしながら子どもの様子を把握できるし、赤ちゃんを布団に寝かせやすいので、小さな子どもがいるファミリーにぴったりです。
実際、出産を控えている新婚さん夫婦や子育て世代に特に人気のようですよ。
わが家も中和室に木製ベビーサークルを設置して、赤ちゃん部屋としてフル活用しています♩
ベビーベッドなしで過ごしているのですが、オムツ替えも畳にジョイントマットを敷いてしています。
マンションは狭いのでベビーベッドを置かずに畳の上で赤ちゃんのお世話をできるのは、スッキリしていい感じです。
3人暮らしのファミリー世帯
引き戸でプライバシーがないため、中和室は思春期の子どもの部屋には不向きです。
中和室を居室の一室として使いづらいことを考えると、理想はやはり3人家族です。
赤ちゃん〜幼少期は中和室をキッズスペースとしてフル活用して、大きくなったら洋室一室を子ども部屋、もう一室は夫婦の寝室にする、というスタイルに最適だと思います。
2人暮らしや老夫婦の世帯
2人暮らしで3LDKの中和室がある間取りを選ぶと、贅沢な使い方ができます。
それぞれに居室をつくることができるし、中和室を居室としてではなくリビングの一角として広々と使うこともできます。
老後は一戸建てから駅近のマンションに住み替える人も多いと聞くし、マンションならではの立地のよさを享受しながら、第2の人生を過ごせるのはステキなポイントだと思っています。
3年間、中和室がある横長リビング(3LDK)の間取りに住んでみたレビュー
ここからはわが家の写真とともにレビューを記録しますね。
わが家は主にキッズルームとして中和室を使っています。
そもそも選んだ理由
画像:わが家の間取りに近い図面
ちなみに、わが家はマンション購入時は夫婦ふたり暮らしだったのですが、4人家族を想定して3LDK横長リビングを選びました。
マンションの営業さんにも「最近は横長リビングが人気で、これから子育てするなら和室があると使いやすくておすすめです!!」と言われたんですよね。
そもそも営業マンさんは、「マンションは移り住む時代」という考え(この話何回目や?)だったため、「子どもが大きくなってきたら、住み替えたらいいじゃないですか!」とも言われました。
わたしたち夫婦は、当時は住み替えなんてほとんど考えたことはなかったので、将来的には中和室を夫婦の寝室にしたらいっか〜
この間取りで4人暮らしのケースもよく見かけるし、問題ないよね〜
って考えていました。
また、縦長リビングより横長リビングで中和室があるとリビングが広々と見えるから横長リビングを選びました。
夫婦ともに自分の部屋よりリビングで過ごす子ども時代を過ごしていたこともあり、家族で集まるリビングはちょっとでも広いほうがいいという考えでした。
4.5畳の中和室は狭い
実際リビングは広く見えて開放感があるのは気に入っているのですが、中和室自体はめっちゃ狭いです・・・。
▼わが家のマンションは中和室が4.5畳とすごく狭い
いずれ夫婦の寝室にするとなるとプライバシー皆無だと思いました。
大人2人の寝室として機能させるには「睡眠」だけの最低限の使い方になりそうです。
押入れは奥行きがあって収納力が高いとはいえ、布団を仕舞ったら大して収納できないですし、夫婦2人分の衣類はとても収納できません。
となると、押入れ以外に収納スペースを確保することになるでしょうし、かなりミニマムな生活を送る必要があります。
もしくは、マンションにトランクルームができるかもしれないので、それを借りるか…。
もしかして3LDKに住む子育て世代は、はじめから住み替える前提で選んだのかな。
実際に「住み替える予定」とおっしゃっている住民の方もいました。
老後の生活にはぴったり
夫婦2人+子ども2人には狭いと感じますが子どもはいずれ巣立っていくだろうし、そうなれば老後にはちょうどいい間取りだと思えます^^
居室として、というよりも2LDKのような感覚でリビングを広く見せるための中和室だと個人的に思っています。
ベビールームや子ども部屋にぴったりでワンオペ育児に使いやすい
子育て中は本当に便利であってよかったと思います!!!
長男が0歳のとき夫が夜勤のある仕事だったので、わたしと息子で和室に布団を敷いて寝る生活を送っていました。
わたしが家事しているときに子どもが寝ていても常に目が届くし、特にお風呂に入るときはベビーゲートで仕切った中和室に寝かせることで危険を最小限にすることがきました。
子どもが寝返りやハイハイするようになったらベッドに寝かせておくのは不安になるので、ワンオペ育児で赤ちゃんのお世話をする家庭には「中和室」での布団生活はおすすめです。
エアコンは設置できないけど問題なし
エアコンが設置できないことはデメリットに挙げられる中和室ですが、中和室も含む面積に対応した機種を購入すれば問題なかったですよ。
わが家はLDK+和室で21畳程度ですが、エアコンはDAIKINの「うるさら7」(鉄筋構造において冷房30畳・暖房23畳用)を使っていて、リビングに設置してある1台で十分中和室にも冷暖房が効いてくれます。
寝るときは引き戸をやや開けておくので、エアコンの効きに関してはまったく問題ありません。
23畳用にしましたが、もっと狭い対応のものでよかったとすら思います。
YouTubeで家づくりの勉強をしていたら、17畳程度のLDKなら15畳前後の対応タイプでいいみたいです。
もっと安く済ませられたのに失敗しました。
中和室がある横長リビング3LDKの間取り「4人家族」の使い方
わが家はマンションを購入してから子どもが2人生まれ「4人家族」になりました。
子どもたちが大きくなったときを想像すると手狭に感じ、4人暮らしでの中和室の使い方を考えてみました。
将来は夫婦の寝室として使う
将来的には夫婦の寝室を中和室にするしかないのかな〜と考えています。
(子どもの年齢が離れていたら、上の子が家を出るまでは下の子は和室、という使い方もできそうですが・・)
とはいえ大人2人で布団を敷いて”寝るだけ”なら中和室でも全然問題ないと思います。
むしろ寝室が狭いというのはメリットでもあり、掃除の手間が少なく済むし、エアコンの節電にもなります。
和室から洋室にリフォームする
畳からフローリングにリフォームして洋室に変更してしまおうかな〜とも考えました。
前述したとおり、リビング横の部屋を和室か洋室で迷うなら、リフォーム費用が安く済む和室を選んでおくと無難です。
和室はゴロゴロできて落ち着くから好きなのですが、洋室のほうが収納棚とかも置きやすい(畳だと凹みができてしまう)し、ベッドも置きやすいですよね。
家族構成やライフスタイルの変化に応じて住み替える
中和室の使い方に悩んだり、使いづらいと感じたりしたら、いっそのこと売却して住み替えるのもひとつの方法です。
子どもが小学生に上がる前までの期間キッズルームとして使い倒して、
家族構成・子どもの成長・ライフスタイルに合わせて4LDKのマンションや一戸建てに住み替える人もいますよ。
実際にわが家がそうで(まだ住み替えてはいないけど)、現在マンション売却に向けて動いています。
中和室がある横長リビング自体は気に入っているのですが、わが家は3LDKでほかの部屋も狭いことや、子育てをとおして一戸建てへの願望が強くなったので住み替えを決断しました。
まとめ:マンション中和室は居室としてはイマイチだけどリビングの一角としては機能性が高い。キッズルームや老後の生活にはぴったり。
以上、実際に住んだからわかる「中和室」のメリット・デメリットなどをまとめてみました。
ざっくりとポイントを振り返ると、以下になります。
中和室のポイント
- 中和室は、乳幼児の子育てにはピッタリ
- 夫婦のどちらかが夜勤などワンオペ子育て生活にはおすすめ
- 3LDKで中和室タイプは3人家族向け。4人暮らしの場合は、将来ミニマムな暮らし。
- ほぼ2LDKと思った方がいい。老後は夫婦2人でちょうどいい間取り
- マンションは家族構成やライフステージに合わせて住み替える時代(営業マンの意見)というのは、あながち間違いではない
- いずれ引っ越すかもしれないなら、オプションにお金かけなくて良いと思う
- 和室のエアコンがない分、広い範囲に対応したエアコン選びをすべし
リビングの一角としては非常に使い勝手のいい「中和室」です^^
和室ってあるだけでなんか心が和むし、のんびり横になりやすいのもいいですよね。
わたしは和室自体は好きだし、横長リビングで中和室があると広く見えるのも気に入っています。
もし居室だったらリビングが狭くなってかなり圧迫感を感じたと思います。
【余談】
ジャングルジムを買ったのですが、和室に置くと布団が敷けないほど狭いのでリビングがキッズスペースになりました。笑