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【1〜2歳】ABA療育って?自閉症スペクトラム・発達障害の子どもに有効

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1歳9ヶ月の息子、いまだに発語がほぼなく、ネット検索すると「発達障害」「自閉症」にすぐに行き着き、不安で仕方ありません。

 

特に自閉症スペクトラムの一定の特性が息子にも当てはまり、疑いが強いような気がするのです。

車を並べる1歳の男の子

そんな中で、ABA療育(応用行動分析)を知り、体験談や効果を読んでいると、「いまのうちに対応すれば息子の発達が促されるかもしれない」という希望がみえた気がしました。

 

もこ

悩みすぎてもう疲れたので、気持ちを切り替えて勉強していきます。

 

この記事では、ABA療育とはどんな療育か、効果など調べたことをまとめていきます。

 

注意

1歳半健診で要観察になった息子の例を挙げていますが、診断されているわけではなく、ABA療育について専門家にアドバイスをもらったわけでもありません。

ABA療育(応用行動分析)とは

ABA療育は、応用行動分析学(ABA: Applied Behavior Analysis)に基づいた療育で、自閉症スペクトラム障害など発達障害や言葉の発達が遅い子どもに効果が高いことが実証されています

 

わたしがここ最近勉強して捉えたABA療育の基本は👇

課題を達成できたときには盛大に褒める! または褒美を与える

 

できなければ、反応しない

 

ただ失敗体験で終わるのはよくないので、あくまで課題はスモールステップを踏み、できなければ途中で手助け(プロンプト)をして、最後は成功体験としてその行動ができるまで繰り返し教えていく

というものです。

 

もこ

よくできたね。よしよし、わしゃわしゃ

息子

わーい。この行動をすれば褒められるのか。またやろ。

 

このような褒める育児は多くの方が実践していると思うし、ABAの基盤も『褒めて伸ばす』です。

 

ただし、ABA療育では、

  • コンプライアンスを築くこと(親の指示に子どもが従う関係)
  • 子どもが課題を達成できるまで反応しない「毅然とした態度」

も必要とされています。

 

自閉症の子どもの場合、定型発達の子どもが教えなくても自然とできるようになることが苦手なので、綿密に手順立てて教えていく必要があるようです。

 

もこ

単に厳しい“しつけ”というわけではなく、簡単な動作でも1から手助けして、ていねいに教えることが必要らしい。

 

わたしは「息子が発達障害かもしれない」と思うと不安で仕方がない一方、

育て方は一般的なはず(そう思いたい)なのに、「ほかの子どもができるようになることが教えづらい…」と感じています。

 

性格とも捉えられるのですが、周囲の子どもの発達スピードとはやはり違うことを肌で感じているのです。

親と楽しく遊ぶことはできるけど、何かを教えようとしても物ばかりに興味を示し、ほとんどまねをしてくれません。

 

ABA療育は、発達障害や自閉症スペクトラム障害と診断されている子どもに対してのみ効果があるわけではなく、

育てにくさを感じる子どもや、発達に遅れがある子どもにも有効らしいので、お子様のことで気になることがあればぜひ調べてみてください。

 

もこ

わたしも引き続きABA療育を勉強していきます。

 

知らぬ間にわが家でも行っていたABA療育(応用行動分析)

リビングのドア越しにバイバイする様子

息子は親の「まね」がほとんどできません。

定型発達の子どもなら、必死に教えなくても親のまねは知らぬ間にできるようになるのではないでしょうか。

もこ

少なくとも、バイバイは生活の中でいつのまにか習得しているはずです。(と思います)

 

息子にはバイバイはドアの前で必死で教えて、その場面だけできるようになりましたが、ある意味それは「ABA療育」を知らぬ間に実践していたような気がします。

 

息子がはじめて手を振ったときにドアを開けて褒めた(ママというご褒美を与えられた)ことで、その行動が定着したのです。

 

バイバイの意味は理解していませんが、

息子

ドアの向こうにママがいるときは、バイバイできるまでは開けてもらえない

という認識に結びつき、バイバイの真似をするようになりました。

 

もこ

ABA療育について調べていく中で、息子に効果が期待できるかもしれない、と思ったのは、この経験からでした。

(実際これからうまくいくかはわからないんですけどね)

 

▼バイバイの取り組み

 

ABA療育(応用行動分析)はどれくらい効果があるのか

ABA療育の始まりは1980年代。

米国UCLAのロバース博士(Dr. Ivan Lovaas)が、驚きの研究結果を報告したことで注目されるようになりました。

自閉症と診断された2〜3歳児のグループに、週40時間という集中的なABA療育を2年ほどつづけた結果、その半数近くが特別な配慮を必要とせずに通常学級に進むことができたそうです。

その後、ABA療育は、多くの研究者によって検証され、現在では症スペクトラム障害のもっとも効果的な療育方法として認められています。


参考
ABA療育って?Tokyo ABA Support 一般社団法人 東京ABA発達支援協会

 

ABA療育はいつ始めてもいいものですが、脳の活性が目覚しい3歳までに始めるとより効果が高く、飛躍的に発達する事例も報告されています。

そしてたとえ軽度の発達障害でなくても、比較的重度でも効果があるといわれてます。

 

もこ

ただアメリカでは保険適用になるくらい主流の療育なのに、日本ではまだまだ認知度が低いみたいですね。

 

調べていても、そもそもABA療育を受けられる専門機関が多くないですし、日本ではセラピストを派遣するのに、それなりの料金がかかるのが現実です。

スケジュールによってちがうと思いますが、集中的に取り組むとなると、月に10万円以上はかかる雰囲気でした(わたし調べ:機関の料金表やブログを参考)。

 

有資格者の専門家を雇うわけですから、妥当な料金設定とも思うのですが、幼児期の子どもを育てる一般家庭では、そう簡単に踏み切れる額ではありません。

 

アメリカでは自閉症児に早期療育を行うことで、いずれ社会で働いて国に税金を納められるよう支援することも目的のようです。

家庭だけの関わりでは大人になっても支援を必要としていたかもしれない子どもが、ABA療育によって自立して社会で働いているなら、理にかなった取り組みですよね。

もこ

いつか日本も公費で受けられるようになるといいな。

 

ABA療育(応用行動分析)は日常生活にも取り入れられる

ABA療育

本来は専門家の指導のもと行う療育ですが、ABAの考えをもとにすれば家庭でもできることはありそうです。

わたしはベストセラーの「発達障害の子どもを伸ばす魔法の言葉かけ (健康ライブラリー)」を読んで学んでいるところですが、適切な言葉がけの仕方やタイミングがイラストを用いて書かれていてとてもわかりやすい。

 

目を合わせてくれない子どもへの接し方のポイントなども書かれています。

もこ

周囲と比べて落ち込むこともあった(これからもあると思う)けど、子どものペースに合わせてやっていこう。