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神話の世界に興味があり、女の子の名付けに神話に登場する女神の名前を付けたいと思いませんか。
神や花、星が由来のもの、幸運を感じさせる、響きのよい「かわいい・美しい」印象を与える素敵な名前をピックアップしました。
女神から名付けたら幸せな人生を送れそう!
わが子にはかわいい名前をつけてあげたいよね~
この記事では、神話好きのライターが女神にまつわる可愛い名前20選と花・星・幸運・神にまつわる女の子の名前を紹介します。
女神の名前で可愛い・美しい20選
花、星、幸運、神4つにわけて女の子のかわいい名前を紹介します。
いづれの項目も神話や女神由来の名前を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
花にまつわる女の子の名付けは?
まず、花にまつわる名づけについて紹介します。
- 咲耶(さくや)
- 桃花(ももか)
- 向日葵(ひまわり・ひまり・ひなた)
- 菫(すみれ)
- 藤香(ふじか・とうか)
1つずつ紹介します。
・咲耶(さくや)
木花之佐久夜毘売(このはなのさくやびめ)からとって「咲耶」です。
木花之佐久夜毘売は、神話では天照大御神(アマテラス)の命を受けて地上世界に降臨した邇邇芸命(ニニギノミコト)から求婚されます。
父の大山津見神はそれを喜び、姉の石長比売(イワナガヒメ)と共に嫁がせようとしましたが、邇邇芸命は醜い石長比売を送り返し、美しい木花之佐久夜毘売とだけ結婚しました。
父神はこれを怒り、私が娘二人を一緒に差し上げたのは石長比売を妻にすれば天津神の御子(邇邇芸命)の命は岩のように永遠のものになるはずであったのに、木花之佐久夜毘売のみを妻にしたため、木の花が咲き誇るように繁栄はするだろうが、その命ははかないものになるだろうと語りました。
木花之佐久夜毘売の名前は一般的には植物と関連づけられ、意味は「桜の花の咲くように咲き栄える女性」と考えられてます。
また桜は神木であり、その花の咲き散る生態によって年穀を占う木と信じられていました。
・桃花(ももか)
桃の花の名前の由来は、たくさんの実をつけることから桃=百となったという説が良く知られています。
また、桃は日本神話では神聖な果物で、有名な伊邪那岐神(いざなぎのみこと)と伊邪那美命(いざなみのみこと)の神話に登場します。
死んでしまった妻のいざなみを黄泉の国まで迎えに行ったいざなぎは、見るなといわれた妻の死後の姿をのぞき見してしまいます。
怒ったいざなみがいざなぎを追いかけ、いよいよ捕まりそうになったときに、桃の実を投げつけて勝ったという神話が残されています。
・向日葵(ひまわり・ひまり・ひなた)
大きく鮮やかな黄色の花はまさに太陽のようで、夏の象徴と言える向日葵は明るく元気なイメージがあり、人気の名前の1つです。
向日葵からアレンジされた「ひまり」と言う名前も今や定着しています。
向日葵は、ギリシャ神話では水の妖精クリュティエが姿を変えた花です。
クリュティエは、一目惚れをした太陽神アポロンに告白し恋仲になるも、浮気者のアポロンに嫌わてしまい、来る日も来る日も空を飛ぶアポロンを見つめ続け、そして最後には1本の向日葵に姿を変えたのでした。
・菫(すみれ)
菫には、清楚やたくましい、誰からも好かれるというイメージがあり、人気の名前の1つです。
菫に関するギリシャ神話のエピソードがあります。
全知全能の神ゼウスに愛された女神官イオは、ゼウスの妻であるヘラに嫉妬され、白い牛に変えられました。
イオが食べる草が周りに生えていなかったので、ゼウスがスミレを生み出しました。
ギリシャ人はこの花をイオンと呼び、ニンフ(精霊)はイオンをゼウスに捧げました。
・藤香(ふじか・とうか)
藤といえば、5月ころに薄紫色の小さな花をつける美しい花ですよね。
藤は古代より親しまれてきた花で、色としても藤色があり、上品なイメージからこのような名づけも人気です。
また、藤の特徴に類似する特徴を持つためにこの名を持つ植物も多く、中でも「フジバカマ(藤袴)」には、あるエピソードがあります。
秋の夕暮れ、小雨の降るなかを美しい娘が涙を流しながら野原を歩いていました。
それはそれはひどい悲しみぶりで、誰も声をかけることができませんでした。
そして翌朝、雨が上がり娘のことが心配になって野原を探してみると、娘の袴と同じ色の花が咲いていたのでした。
この花は娘に違いない、皆がそういって、以来この花をフジバカマ(藤袴)と呼ぶようになりました。
星にまつわる女の子の名付けは?
次に、星にまつわる名づけを紹介します。
- 星玲奈(せれな)
- 月(るな)
- 七星(ななせ)
- 衣緒(いお)
- 織姫(おりひめ)
1つずつ解説します。
・星玲奈(せれな)
ギリシア神話の月の女神であるセレーネーが由来とされてる名づけです。
セレーネーは絶世の美女で、「華やかな夜の女王」、「星の女王」、「全能の女神」など呼び名があります。
また満ち欠けを繰り返す月は、3つの顔を持つと考えられています。
そのうちの一つ満月は、豊穣の月のセレーネーとされています。
そのため「満ち足りた人生を送ってほしい」という願いを込めたいときにおすすめです。
・月(るな)
ローマ神話の月の女神「ルーナ」は長母音を省略し、「ルナ」とも呼ばれ、そのまま女神の名前をとって「月(るな)」です。
「ルナ」の名は月を意味するラテン語にも由来します。
月の女神であるルナは、独自の神話を持たず、ギリシャ神話のセレーネーと同一視されています。
そのため、上記の「星玲奈」と同じように、「満ち足りた人生を送ってほしい」という願いを込めたいときにおすすめです。
・七星(ななせ)
北斗七星が由来の名前で、北斗七星は世界各地にさまざまな伝承や神話が存在します。
中国では、天帝の乗り物と見立てる説や北斗七星を司る北斗星君という神がいるなど、ほかにも北斗七星の各々の星々に伝説があります。
欧米ではおおくま座の一部で、おおくま座は女神ヘラまたはアルテミスによって熊に姿を変えられた精霊カリストーの話がよく知られています。
カリストーは、イタリア語ではカッリスト (Callisto) で「最も美しい」という意味です。
・衣緒(いお)
木星の第一衛生である「イオ」が由来で、この「イオ」はギリシャ神話の女神イーオーから来ています。
温和で優しい雰囲気があり、女の子の名前としても人気です。
太陽系の衛星の中で、木星は4番目に大きいことから「立派に成長してほしい」という願いを込めるときにおすすめです。
また、ギリシャ神話に登場する女神イーオーは、全知全能の神ゼウスの恋人で、その妻ヘラの女神官でした。
エジプトでは、豊穣の神デメテルとともにイーシスと呼ばれています。
・織姫(おりひめ)
七夕伝説でおなじみの「織姫」からそのまま名付けた名前です。
織姫または織女(しょくじょ)は、中国道教の七夕伝説「牛郎織女」に登場する賢く美しい仙女です。
日本では、古語拾遺において天照大神の岩屋隠れの際、天照大神に献上する神衣和衣を織った天棚機姫神(あめたなばたひめ)と同一視されています。
由来の織姫自身も美しく賢く、「姫」の漢字がついていることからとても可愛らしい印象になります。
幸運にまつわる女の子の名付けは?
そして、幸運にまつわる名づけについて紹介します。
- あんな
- 瑞希(みずき)
- 茉莉花(まりか)
- 祥(さち)
- 彩(あや・さい)
1つずつ解説します。
・あんな
「恩恵」を意味するヘブライ語の女性名・カンナハをギリシャ語がしたのが「アンナ」です。
他にもハンナ、アンヌ、アンネ、アンが異形といわれています。
新約聖書「ルカによる福音書」で登場する正教会の聖人で預言者のアンナが存在します。
また、聖母マリアの母親のアンナは、主要な宗派では聖人として崇敬されています。
漢字では、「杏奈」「安夏」「晏菜」など組み合わせも多く、可愛いらしい印象にもなりやすいです。
・瑞希(みずき)
瑞は、幸福をもたらす印とされる「瑞兆」や「瑞雲」などに使用される縁起のいい漢字です。
「瑞々しい草花」というように生命力溢れる様子を示す言葉にも使用されています。
また、古代中国でこの世の動物の長どと考えられた特別な霊獣を瑞獣(ずいじゅう)と呼び、瑞兆として姿を現すとされる何らかの特異な特徴を持つ動物のことを指します。
瑞の字は中国でも「吉祥」「めでたい」という意味を表していて、縁起の良い漢字です。
・茉莉花(まりか)
茉莉花(まりか)とはジャスミンのことで、ジャスミンという名前はペルシャ語の「ヤースミン」(神からの贈り物)という言葉が由来です。
また、インドではジャスミンのことを「夜の女王」、「木立の月光」と呼び、小さな銀白の花が夜いっそう強く香ることからこのような名前がつけられました。
インドの神話の中にも登場し、富と幸運をつかさどるラクシュミー女神はジャスミンを愛する神です。
・祥(さち)
「祥」という漢字は、「羊を生け贄に捧げて神様へお祈りしている」情景が由来であることから、「めでたいこと」「吉事の前兆」の意味を持っています。
また、羊は世界の神話にもよく登場し、ケルト神話では羊は「癒やし、母性、生産、火の要素」を統括するブリジットという女神と深い結び付きがあります。
キリスト教の中では、羊は「地上の罪に触れない謙虚で協力性のある従順な魂の創造物」とされ、 古代エジプトの神話では羊と冥界の神オシリスと深い関係があります。
・彩(あや・さい)
「彩」の漢字は、良いスタートを切るのにぴったりな11画の漢字です。
木の実を人間が収穫する姿の象形文字から生まれた漢字であり、豊かさを示しています。
また、昔から瑞相(ずいそう)の1つ、吉兆とされる現象で「彩雲」というものがあります。
瑞雲(ずいうん)、慶雲・景雲(けいうん)、紫雲(しうん)などの雅称があり、太陽の近くを通りかかった雲に緑や赤など多色の模様がまだらに見える現象のことを指します。
仏教などにおいては「日暈」などとともに、寺院の落慶、開眼法要などには「五色の彩雲」等と呼ばれ、仏教的に重要な際によく発生する現象として認識されていました。
西方極楽浄土から阿弥陀如来が菩薩を随えて、五色の雲に載ってやってくる「来迎図」などにも描かれています。
神にまつわる女の子の名付けは?
最後に、神にまつわる名づけを紹介します。
- 佐保(さほ)
- 紅葉(もみじ・いろは)
- くくり
- 美夜(みや)
- 神楽(かぐら)
1つずつ解説します。
・佐保(さほ)
佐保姫(さほひめ)からとって「佐保」で、佐保姫は元は佐保山の神霊の春の女神です。
白く柔らかな春霞の衣をまとう若々しい女性と考えられていて、佐保姫は染めものや機織を司る女神と位置づけられ、古くから信仰を集めています。
竜田山の神霊で秋の女神竜田姫と対を成す女神で、佐保山を取り巻く薄衣のような春霞は佐保姫が織り出すものと和歌で歌われています。
・紅葉(もみじ・いろは)
紅葉の中でもひと際目を引く存在の真っ赤なに色付くいろは紅葉は、元は竜田山の神霊で元々は風神の竜田姫が赤く染めていると言われてます。
竜田姫は「立田姫」とも表記されることもあり、鮮やかな緋色や黄金の秋の草木の錦を纏った妙齢の女性とされています。
龍田大社の摂社である龍田比古社と龍田比売社には、それぞれ龍田比古命と龍田比売命が夫婦神として祀られています。
竜が裁つに音が似ているため裁縫の神としても信仰され、また竜田山を彩る紅葉の美しさから、紅葉を赤く染める女神として染色が得意ともされました。
・くくり
菊理媛神(くくりひめのかみ)が由来で、漢字では「紅々李」などを当てはめるとかわいいです。
加賀国の白山や全国の白山神社に祀られる白山比咩神(しらやまひめのかみ)と同一神とされている女神です。
縁結びの神や巫女の神、水神などと言われています。
神名の「くくり」は「括り」の意で、伊奘諾尊と伊弉冉尊の仲を取り持ったことからの神名と考えられています。
また、菊花の古名を久々(くく)としたことから「括る」に菊の漢字をあてたとも、菊花の形状からという説もあります。
白山神社の総本社である白山比咩神社がある白山は、霊山(山岳霊場)として北陸地方を中心に信仰を集めていました。
・美夜(みや)
美夜受比売(みやずひめ)からとって「美夜」で、古事記では「美夜受比売」と記されていますが、日本書紀では「宮簀媛」と表記されます。
古墳時代の豪族・尾張国造の女性です。
日本武尊の最後の妻で、熱田神宮の創祀に関わる重要人物と伝えられていますが、子は無く、記紀ともに系譜には記されず、物語にのみ現れます。
「尾張国風土記」逸文の熱田社由来および「熱田大神宮縁起」には、日本武尊が尾張連らの遠祖である宮酢媛命を娶って宿泊したとき、剣が神々しく光り輝いたため、宮酢媛命にその剣を奉斎することを命じました。
そこで建てたのが熱田神宮であるとされています。
・神楽(かぐら)
神に奉納する舞である神楽が由来で、そこからそのまま名付けて「神楽」です。
一般に「かぐら」の語源は、「神座」(かむくら・かみくら)が転じたとされています。
神座は「神の宿るところ」「招魂・鎮魂を行う場所」を意味し、神座に神々を降ろし、巫・巫女が人々の穢れを祓ったり、神懸かりして人々と交流したりするなど神人一体の宴の場であり、そこでの歌舞が神楽と呼ばれるようになったと言われています。
「古事記」「日本書紀」の岩戸隠れの段で、アメノウズメが神懸りして舞った舞いが神楽の起源とされています。
ファンタジーに登場する女神の名前は?
ファンタジーでもたくさんの女神が登場しますので、厳選して有名どころを紹介します。
- 女神まどか(「魔法少女まどか☆マギカ」)
- ユピテルの姉妹(「神のみぞ知るセカイ」)
- メルフィーナ(「黒の召喚士」)
- マナの女神(「聖剣伝説」シリーズ)
1つずつ解説します。
・女神まどか
女神まどかとは、有名なアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」最終話の主人公鹿目まどかの呼び名で、アルティメットまどかともいいます。
「過去未来全ての魔女を生まれる前に消し去りたい」というまどかの祈りの元にキュゥべえと契約し魔法少女となった結果、神に近い存在になりました。
・ユピテルの姉妹
ユピテルの姉妹は、「神のみぞ知るセカイ」という若木民喜による日本のラブコメディ漫画作品に登場する人物です。
旧悪魔の封印の人柱となった、女神の6人姉妹のことを指します。
・メルフィーナ
メルフィーナとは、「黒の召喚士~戦闘狂の成り上がり~」という迷井豆腐によるライトノベル小説に登場する女神です。
本作のヒロインの一人で転生を司る神です。
神聖なオーラを漂わせているが、実は大食漢というキャラです。
・マナの女神
マナの女神とは、スクウェア・エニックス(旧・スクウェア)より発売されているアクションRPGのシリーズ作品「聖剣伝説シリーズ」に登場する女神です。
タイトルにもある「聖剣」を残した女神で、自らが持っている「黄金の杖」を用いて世界を創造し、その後、自らの身体を大樹に換えて世界を見守っています。
美の女神をフランス語でなんと呼ぶ?
フランス語で美の女神は、Déesse de la beauté(デエス ドゥ ラ ボテ)といいます。
以下に発音を載せていますので、ぜひ聞いてみてください。
「Déesse(デエス)」は、「女神」という意味の女性名詞の単語です。
ほかにも女神のように「美しく気高い女性」を表すときにも使います。
「beauté(ボテ)」は、「美しさ」「美貌」「美容」や「美人」「魅力」という意味の女性名詞です。
「de(ドゥ)」は「の」で、「la(ラ)」は女性名詞につく定冠詞です。
まとめ
この記事では、女神にまつわる可愛い名前20選と花・星・幸運・神にまつわる女の子の名前を紹介しました。
かわいい名前いっぱいあったね~
これを参考にして自分でも考えてみよう!
ほかにも女神の名前やかわいい名前はたくさんありますので、ご自身でも考えてみてください。
生まれてくるお子さんに幸多からんことをお祈りしております。