こんにちは、もこです。
たびたび息子の「言葉の発達遅れ」についてブログに記録してきましたが、1歳10ヶ月でついに、言葉というか、数字をかぞえるようになりました。
ママすら言えない息子が、はじめてまともに喋ったのはまさかの数字でした。
この記事では、言葉の発達が遅れている子どもが、数字をかぞえられるようになった背景を考察していきます。
育児日記です。
目次
1歳10ヶ月で「ママ」すら言えない男の子
息子の実態ですが、今までまともに喋ったことはありません。
なんとなく、以下の言葉のみ意味がわかっているか微妙ですが発音はしていました。
今まで言えていたこと
- いや
- いたい
- あーん
- パパ(パパとわかっているわけではなさそう)
1歳半健診では、「ママ」や「わんわん」など簡単な単語を喋ることができるか確認されます。
1歳半頃には、ほとんどの子どもが2〜3語は喋れるようになっているようです。
でも息子はなかなか意味ある言葉が言えないし、応答の指さしすらできないため、1歳半健診では要観察になっていました。

言葉が遅い息子がはじめてハッキリ喋ったのは数字だった
最近、数字を1〜5まで言えるようになりました。
なぜ「ママ」より先に数字を言うようになったのか考えたことは後述しますが、楽しく覚えられるのが数字だったようです。
動画を撮って、何度も見返していますが、「イチ」が「シチ」に聞こえるものの、わりとハッキリ「1・2・3」とかぞえることができて感動。
あまりにもハッキリ喋ったため、これまでの「いや」「いたい」など喋れていたと思っていた言葉は、喃語に近いものだったように思いました。
今回ハッキリ数字をかぞえたことは、今までのどの言葉よりも「明確に喋った!」と捉えることができました。
家族に動画を送ると、「はじめての言葉が数字ってすごい」と言われたため、親以外の家族は、今までの言葉は「喋った」ことにカウントしていなかったようです🙄
数字をかぞえられるようになった過程と工夫
数字は急に自ら喋り出したわけではありません。
数字を喋るまでに、工夫したことを記録します。
好きなあそびを活用(1〜5までかぞえる親とのコミュニケーション)
子どもは、好きなあそびがありますよね。
おもちゃや動画鑑賞はもちろん好きですが、それ以外に、親とのコミュニケーションのとり方でも好みのシチュエーションがあるかと思います。
息子は、「1〜5」までママやパパがかぞえる間に部屋中を逃げまわるあそびが好きでした。
「1・2・3・4・5ー!!」
「5ー!」で、こちょこちょするあそびが家族の定番でした。
ほかのどんな言葉より、数字を聞きながらあそぶことが好きだったため、数字を覚えてほしいなあとは期待していました。
とはいえ本当は1番に「ママ」と言ってほしいという願望があり、何度も必死に「ママ」と教えていましたが、けっきょくいまだに「ママ」は言えません。
当たり前のことですが、「子どもが好きな言葉を楽しく覚えるのがいい」ということを実感しました。
もこ
ことばあそびの絵本を利用
何度か紹介していますが、息子は応答の指さしもできなかったため、言葉を覚えるための絵本を利用していました。
特によかったのが「こどもずかん」。
動物、乗り物、くだものなど、子どもが覚えやすそうなものがたくさん描かれた本で、指さしの練習になると評判です。
最後のほうには、色や数字を覚えるページもあり、息子は数字の勉強をしていました。
勉強というか、ただ親が数字をかぞえるだけなんですけどね。
それを指さしながら聞くのが好きらしく、最近はそのページばかり読んでほしがるようになっていました。
そこでも、1〜5までかぞえ、5でこちょこちょするあそびをしていました。
息子は応答の指さしがほとんどできませんでしたが、数字はなんとなく順番に指さしできるようになっていきました。
そして、親が繰り返し言うばかりでなく、たまに間を置いて言葉を発しないなどの対応をとっているうちに、自ら数字を喋りだしました。
最初はぎこちない感じで聞き取りづらかったですが、「シチ(イチ)・ニ・サーン」と3までハッキリかぞえることができました。
ABA療育の基本、褒めて伸ばすを実践
子育てに大事なのは、褒めて自己肯定感を高めることと言われます。
勉強しているABA療育の基本も、褒めて伸ばすことです。
褒める育児はされているご家庭が多いでしょうが、言葉が遅い子どもは特にタイミングよく褒めることで、その行動を強化していく必要があるようです。
今回もかぞえたときは盛大に褒めて、その行動が定着するように意識しました。
それ以前にも、
- 絵本を持ってきたら褒める
- 指さしするごとに褒める
など、スモールステップを踏み、その都度褒めるようにしていました。
簡単なことのようで、意識するとできていないことがあります。
わたしはたぶん短気なので、息子ができないことにイラついてしまうこともあるし、何でも早く終わらせたくて先回りしてしまうことがあります。
でも発達がゆっくりな子どもへは、ほかの子どもが教えなくても自然に習得するレベルのことまで、手助けして教える必要があることを学びました。

言葉の発達が遅くても、周りと比べず子どものペースに合わせる
もこ
言葉の発達が遅い、指さしできないなどの特徴は「発達障害にも当てはまる」といわれるし、わたし自身ずっと不安な気持ちを抱えています。

でもABA療育を知り、発達障害の実態や、向き合う親の心情、診断されても療育により急成長した子どもがいることなどを知り、救われました。
「男の子は言葉が遅いよ」
「言葉を貯めて、急に喋り出すよ」
という言葉には励まされつつも、なかなか悠長には考えられず、発達障害だったらどうしようという思いが募っていましたが、
「発達障害の子どもがABA療育によって、ものすごく伸びた」
という話に、希望がみえたのです。
わたしの場合、「息子は発達障害じゃない」と自分に言い聞かせるより、「もし発達障害だとしたら、どう向き合うのがいいのか」勉強するほうに考えをシフトしたら、気持ちがラクになりました。
発達障害であってもなくても、子どもの特徴を受け止めること、その子どものペースに合わせてやっていくしかないと思います。
次は10までかぞえられるように、息子と楽しく過ごしていこうと思います。
お付き合いくださりありがとうございました。