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北欧デザインの「不朽の名作」と呼ばれる、Yチェア(CH24)。
椅子の巨匠として世界的に名高いデザイナー「Hans Jørgensen Wegner(ハンス・J・ウェグナー)」がデザインし、デンマークで100年以上の歴史がある老舗家具メーカー「カール・ハンセン&サン」によって製造・販売されています。
「世界で最も売れた椅子」とも言われ、1950年の発売以来、日本でもとても人気が高く、建築家が住宅設計に採用するケースが多いですよね。
マイホーム購入を機にYチェアを2脚購入しましたが、買う前は座り心地が心配でした
ハウスメーカーの展示会やインテリア雑誌、おしゃれなカフェ、Instagramでも目にする機会が多いけど、実際の使用者の口コミはどうなんだろう?
美しい曲線のデザインで、誕生から70年以上もなお売れ続けている名作の椅子ですが、
あまりの人気ぶりに、
「ブランド名に価値がついているのでは?」
「デザインは素敵でも、座り心地は悪くないの?」
「1脚10万円前後以上はするし、失敗したくないな」
と、心配な方もいるのではないでしょうか。
この記事では、実際にYチェア(CH24)を購入した筆者が、以下についてまとめます。
- Yチェアを買って後悔した口コミ
- Yチェアの座り心地は悪い?
- Yチェアに座ると腰痛になる?
- Yチェアを購入して後悔しないための知識やポイント
- Yチェアの高さの選び方
- Yチェアの寿命
Yチェアの購入に悩み、検討している方はぜひチェックしてみてください。
Contents
Yチェア(CH24)を買って後悔した口コミ6選
Yチェアを買って絶対に後悔はしたくない!と思い、事前に「Yチェアを買って後悔した口コミ」をチェックしました。
座り心地にも定評のあるYチェアだけど、買う前の注意点も押さえておこう!
1. ひじ掛けが大きく十分なスペースがないと狭くなる
Yチェア(CH24)を購入して後悔した人の口コミとして、ひじ掛けが大きく十分なスペースがないと狭くなる、合わせるテーブルの寸法をよく確認しないと失敗するという声がありました。
広さ問題に関する失敗エピソードは以下です。
- 大きなひじ掛けは横幅をとる
- 2客横並びにするとスペースによっては窮屈
- 座るとき大きく後ろにスライドさせないといけない
- テーブルの高さと厚みによってはひじ掛け部分がテーブルにあたる
- スペースが狭くて通り抜けが不便
- 座らないときでもテーブル下に椅子が入りきらない
本来、人が通るスペースを考えると、テーブルの端から後ろの壁まで「ひじ掛けがない椅子」の場合は70~80cm程度です。
しかし、ひじ掛けがあるYチェアの場合は後ろのスペースが110~120cm程度は必要です。
ダイニングで使う場合、家族がダイニングスペースを行き来するのは毎日のことですし、広いスペースがないと日常的に使いづらいと感じるかもしれません。
また、テーブルの天板にひじ掛け部分が当たってこすれてしまうと、カラー塗装仕上げの場合は剥げてしまうし、カラー塗装でなくても傷ついてしまいます。
継ぎ目のないひじ掛けが魅力のひとつでもあるYチェアだけど、壁までの距離や、テーブルとの相性はきちんと確認しておこう!
2. 標準の座面高さ45cmが小柄な日本人に合わない
Yチェア(CH24)を購入して後悔した人の口コミとして、標準の座面高さ45cmが小柄な日本人の体格に合わないという声がありました。
国内で販売しているYチェアは、座面の高さが2種類あります。
一般的に流通している「EU仕様」が45cmで、小柄な日本人向きと言われている「日本仕様」が43cmです。
45cmが標準サイズで、43cmはオプション選択となっているため、購入するとき気づかず45cmを間違えて購入してしまい失敗するケースがあるのです。
たった2cmでも、実際に座るとかなり違います。
高さが合わないと長時間座ったとき疲れてしまう原因にもなるから、高さ選びは慎重にしよう!
高さを選ぶポイントは、後述しますので必ずチェックしてください。
3. 座面に飲食物をこぼすと染みになる
Yチェア(CH24)を購入して後悔した人の口コミとして、座面に飲食物をこぼすと染みになるという声がありました。
Yチェアの座面は「ペーパーコード」と呼ばれる、樹脂を含ませた紙を材料とした紐で編まれています。
水分をこぼしてしまったとき、すぐなら水をはじいてくれるため対処はできますが、時間が経つと染みになってしまい、落とすのが大変です。
張替えは可能ですが、費用と納期がかかります。
別売りの専用のクッションを置くことで対策可能だね!
デザイン性を重視して買う人が多いし食事中の汚れリスクは想定内だよね
4. 座面が猫の爪とぎにされてしまう
Yチェア(CH24)を購入して後悔した人の口コミとして、座面が猫の爪とぎにされてしまうという声がありました。
座面の仕様が爪とぎそっくりですから、猫やペットがいるお宅は要注意です。
ペットに爪とぎにされないよう、専用のクッションを置いて対策しよう
5.「座り心地が悪い」と感じる人もいる
Yチェア(CH24)を購入して後悔した人の口コミとして、座り心地が悪いと感じる人はいます。
座り心地が悪いと感じる人の理由は以下です。
- 座面のペーパーコードのクッション性が悪い
- 背もたれが硬いため、背中が痛くなる
しかし、ゆったりとして座り心地が良いと言う人のほうが圧倒的に多いです。
座面のペーパーコードははじめピンと張っているためクッション性が悪く感じることがありますが、長期間使用することで馴染んで、その人のお尻の形になって座り心地が良くなると言われています。
ウレタンが入った椅子のほうがクッション性は良いため、クッション性を重視する方は別の椅子も検討しましょう。
また、座面以外はすべて木製となっているため、背もたれ部分が硬く、もたれ掛かった状態だと背中が痛くなることがあります。
背中を着けた状態で座るときは、ひじ掛けを使用して背中に体重が集中しないように工夫しよう!
6.太ももの裏が座面の前部分を圧迫して痛い
Yチェア(CH24)を購入して後悔した人の口コミとして、太ももの裏が座面の前部分を圧迫して痛いという声がありました。
足裏が床につかない状態で座り続けると、ひざが下がり、太ももの裏が座面前部分を圧迫してしまうようです。
痩せ型の人・大柄な人、身長の高い人・低い人、椅子に深く座る人・浅く座る人など、体型や座り方はさまざまで感じ方もそれぞれです。
くつろいでいるときは「座り心地が良い」と感じて、デスクワークのときは「座り心地が悪い」と感じるかもしれません。
自分の体型に合っているか、ライフスタイルに合っているかも大事ですね!
Yチェア(CH24)の座り心地は悪い?実際に使った感想レビュー!
わが家はYチェアを2脚購入して実際に使っていますが、座り心地はいいと感じています。
ゆったりした座り心地でリラックスでき、見た目の美しさにも見るたびに癒されます。
アームに肘をおけるのも気に入っています
ただ、息子がまだ5歳と3歳の頃に購入したため、使うのに抵抗もありました。
食事中、手がベタベタになった子どもには触ってほしくないなと思います。笑
わが家は現在使用しているダイニングテーブルと色味や雰囲気の相性が合わないため、いずれはダイニングテーブルを買い替える予定で購入しました。
子どもが小さいうちにダイニングでYチェアを使うと汚れる可能性があるため、しばらくはワークルームで使うことにしています。
しかし、デスクワークで使うには長時間座ると腰が痛くなって不向きだと感じているため、早くダイニングで使用したいです!
Yチェア(CH24)に座ると腰痛になる?
Yチェア(CH24)に座ると腰痛になるかは人によります。
ただ、座面の高さや深さは、座り心地だけでなく「足のむくみ」や「腰痛」にも関係するとは言われています。
Yチェアは背もたれが1本の棒ですし、長いこともたれてると痛くなる可能性があるでしょう。
テレワーク用・在宅ワーク用として座り、長時間パソコン作業をして腰を痛めた人は実際いるようです。
ワークチェアは別物にして、食事中に愛でたい
Yチェア(CH24)の高さを選ぶポイント
出典:楽天市場
Yチェア(CH24)の高さを選ぶポイントは以下です。
- 家と同じ状態で座って、足裏が床につくか
- 43cmは受注生産になるため、プラス料金がかかる
- 43cmは受注生産になるため、納期がかなり長くなる
- 45cmの方が素材や塗装などの種類が多い
- 合わせるテーブルの高さとの相性
店舗に行って、実際に座ってみましょう!
靴を脱いでスリッパをはいてみたり、素足になったり、なるべく家と同じ環境で確認することが大切です。
プラス料金や納期などデメリットもありますが、身長が低めの方は43cmが無難ではないでしょうか。
Yチェア(CH24)の寿命はどのくらい?
世代を超えて長く使用できるYチェア(CH24)と言われていますが、寿命はどうでしょうか。
座面の寿命
Yチェア(CH24)座面のペーパーコードの寿命は、10〜15年くらいが張替の目安と言われています。
ペーパーコードという名前の通り、「紙」ですから、使い続けるとコードが切れたり、シミが目立つようになります。
張替えをすることで長く使用できますよ。
木部の寿命
Yチェア(CH24)の木部の寿命は一概に明記できません。
日々のメンテナンスをすることで長く心地よく使用できます。
「ソープ仕上げ」「オイル仕上げ」「塗装仕上げ」があり、メンテナンス方法が違います。
どの仕上げにするか迷ったときは、メンテナンスの手間も考慮するといいでしょう。
お手入れしながら使い続けると、半永久的に使用することができると言われています。
Yチェア(CH24)とは
「Yチェア」とは、20世紀初期にデンマークの家具デザイナーハンス・J・ウェグナーが設計した椅子です。
ハンス・J・ウェグナーは、20世紀を代表する家具デザイナーで、彼の作品は現代デザインの代表的な作品として世界中で愛されつづけています。
Yチェアの由来はY字形の背もたれが特徴的なデザインだからです。
座面には張り地や革が張られ、背もたれと脚部には木材が使用されています。
洗練されたデザインが人気ですが、座り心地が優れていることを評価する人も多いです。
Yチェアは、デンマークの家具メーカーである「Carl Hansen & Søn社」が生産を請け負い、高品質な素材と職人技で作られています。
また、さまざまなカラーや素材、サイズのバリエーションがあるため、置く場所のインテリアに合わせて選ぶことができるのも魅力ですね。
まとめ:Yチェア(CH24)の後悔の声を参考に、自分に合うサイズ選びや使い方をしよう!
Yチェア(CH24)の後悔ポイントと対策は以下です。
- ひじ掛けが大きく十分なスペースがないと狭くなる→スペースを確認&確保!
- 標準の座面高さ45cmが小柄な日本人に合わない→身長や体格を考慮してサイズを選択!
- 座面に飲食物をこぼすと染みになる→座面にクッションを敷いて対策!
- 座面が猫の爪とぎにされてしまう→座面にクッションを敷いて対策!
- 「座り心地が悪い」と感じる人もいる→デスクワークで長時間は使わない!
- 太ももの裏が座面の前部分を圧迫して痛い→体格や座り方などを考慮して購入を検討!
トータルで満足している人が多いですが、体格や使用用途に合わずに失敗している人はいました。
しかし、事前に後悔ポイントを知っておくことでサイズ選びに注意したり、使用方法を考えたりすることができます。
また座り心地は人によって感じ方が異なるため、買って後悔しないために実際に店舗でYチェアに腰掛けて相性を確認しましょう。
置き場所や高さもよく確認することで、Yチェアの魅力を最大限活かすことができそうです。
後悔ポイントをクリアしてYチェアをご自宅に迎えたら、おしゃれ空間でくつろぎ時間を楽しんでくださいね!