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ゼウスに関係する神や人間は多すぎて、わかりにくいですが、ゼウスの家系図はどうなっているのでしょうか。
ゼウスが偉い神様ってこと知ってるけど
ゼウスってめちゃめちゃ浮気者なんでしょ
この記事では、ゼウスの家系図は?妻や子供、兄弟など一族構成についてわかりやすく紹介します。
Contents
ゼウスの家系図は?一族構成を図解で解説!
ゼウスの家系図は以下です。
ゼウスの父と母の家系図
まず、上記はゼウスの父クロノスと母レアの家系図です。
クロノスとレアはティタン神族に含まれています。
ティタン神族とは、ウラノスから覇権を簒奪したクロノスを始め、オリュンポスの神々に先行する古の神々のことで、巨大な体を持つとされています。
また、そのティタン神族の一柱のテミスは、ゼウスの2番目の妻です。
クロノスとレアの母・ガイアは、地母神であり、大地の象徴と言われています。
カオスから生まれ、タルタロス、エロスと同じく世界の始まりの時から存在した原初神です。
ガイアは自らの力で天空の神ウラノス、海の神ポントス、山の神ウレアを産み、ウラノスとの間にティタン神族をもうけます。
ギリシア神話に登場する神々の多くはガイアの血筋に連なり、また人類もその血を引いているとされ母なる女神としてギリシア各地で篤く崇拝されていました。
ゼウスの兄弟の家系図
次に、ゼウスの兄弟の家系図です。
上述の通り、ゼウスだけ秘密裏に誕生し、ほかの兄弟は生まれてすぐに父クロノスに飲み込まれました。
のちに、ゼウスが兄弟を救い、兄弟らで協力して覇権を取りました。
ゼウスたち兄弟を含むオリュンポス山の山頂に住む12柱の神々をオリュンポス神族と呼びます。
ゼウスの正妻ヘラもオリュンポス神族の一柱で、姉に当たります。
ゼウスを中心とするオリュンポス十二神の家系図
最後に、ゼウスを中心とするオリュンポス十二神の家系図です。
12柱目にはヘスティアを入れるのが通常ですが、ディオニュソスを入れる場合もあります。
これは、十二神に入れないことを嘆く甥ディオニュソスを哀れんで、ヘスティアがその座を譲ったためとされます。
また、ごくまれにポセイドンやデメテルなどが外されることもあります。
ほかに十二神と同格の神として、ハデスとその妃ペルセポネがいます。
この2柱は、通常十二神に含まれませんが、ごくまれに含めることもあります。
十二神にこの2柱が含まれないのは、他の神と違って冥界の神であり、冥界は地下の存在と考えられていたため、属性が異なるという理由から十二神から外されています。
アプロディーテの出自に関して諸説があり、ゼウスではなくゼウスの祖父にあたるウラノスがクロノスに敗れたとき、切り落とされた性器から生まれた子供とも言われています。
ギリシャ神話のゼウスとは?
ギリシャ神話のゼウスとはギリシア神話の最高神で、オリンポスの神々の支配者です。
ゼウスは誰の子ども?
クロノスとレアとの末っ子として生まれました。
クロノスは、わが子に王位を奪われるという予言を恐れ、生まれてきたわが子のポセイドン、ハデス、ヘスティア、デメテル、ヘラを次々に飲み込んでいました。
その状況に耐えきれなくなったレアは、ゼウスが生まれたときに石を夫に飲ませたため、ゼウスは飲み込まれずにすみました。
ゼウスはどんな神様?
そして、クレタ島のディクテ山の洞窟にゼウスは隠され、ニンフと山羊のアマルテイアに養育をされました。
成長したゼウスは、最初の妻メティスを説得してクロノスに吐剤を飲ませ、腹中の兄弟を吐き出させました。
兄弟たちの協力を得て父クロノスを倒し、さらにクロノスの味方であるティタン(巨人族)と10年間戦います。
なかなか決着が着かないため、ガイアのアドバイスに従って冥府に幽閉されていたキクロプスとヘカトンケイルを解放し、味方につけることで世界の覇権奪取に成功しました。
世界を三兄弟で分け、ゼウスは天、ポセイドンは海、ハデスは冥府を支配しました。
ゼウスは、神だけでなく人間にとっても父であり、救いの神でした。
世界の平和と秩序を守り、人間に法を与え、正義を守り、偽誓を罰し、政治的自由を守る神でした。
しかし、その反面、彼は神々の特権を侵す者を厳しく処罰しました。
ゼウスの由来は?
ゼウスという名は、元来「天空」「輝き」などの意味をもつとされています。
したがって、ここから天候現象全般(雨、嵐、雷鳴など)をつかさどる神ともなっています。
その聖鳥は鷲、聖木は樫であり、しばしば稲妻と山羊皮の盾を手にもつ姿で表されます。
ローマ神話ではユピテルにあたります。
ゼウスより上の神はだれ?ギリシャ神話のゼウスに勝る神について考察ゼウスの妻「ヘラ」はどんな女神?
ゼウスの正妻は姉でもあるヘラは最高位の女神で、結婚と母性、貞節を司り、結婚・産児・主婦を守護する女神です。
古代ギリシアでは一夫一婦制が重視されており、名は古典ギリシア語で「貴婦人、女主人」を意味します。
ゼウスは、ヘラとの間にアレス、エイレイテイア、ヘベ、ヘファイストスをもうけます。
しかし、嫉妬深い性格でゼウスの浮気相手やその間の子供に苛烈な罰を科して、様々な悲劇を引き起こしました。
夫婦仲も良いとは言えず、ゼウスとよく口論になっています。
また、多くの神々や英雄たちの物語がヘラの敵意を軸にして展開することも多く見られます。
聖鳥は孔雀、郭公、鶴で聖獣は牝牛で、象徴は百合、柘榴、林檎、松明です。
ローマ神話においてはユーノー(ジュノー)と同一視されています。
ゼウスの最初の妻「メティス」はどんな女神?
ゼウスはヘラと結婚する以前にも女神と結婚していて、最初の妻は知恵の神・メティスで、2番目の妻が掟の神テミスです。
最初の妻であるメティスは、父クロノスから兄弟を救う際にゼウスに協力しました。
しかし、母なるガイアに「ゼウスとメティスの間に生まれた男神はゼウスを超える」と予言されたため、ゼウスは妊婦のメティスを丸呑みしてしまいます。
のちに、ゼウスは激しい頭痛に襲われます。
耐えきれず頭を割ると、ゼウスの頭から鎧をまとい武装した知恵・芸術・工芸・戦略の神アテナが大人の姿で出てきたのです。
アテナが女神であったため、ガイアの予言は効力を失い、ゼウスは王位を奪われる運命から解放されました。
ゼウスに呑み込まれたメティスはそのままゼウスの知恵となり、それによりゼウスは全知を手に入れました。
ちなみに、メティスはアテナと一緒にゼウスから飛び出てきたという説もあります。
ゼウスの2番目の妻「テミス」はどんな女神?
メティスの知恵を吸収したゼウスは、次に掟の女神であるテミスと結婚しました。
テミスはウラノスとガイアの子であり、ゼウスにとって叔母にあたります。
2人の子供には、エウノミア(秩序)、ディケ(正義)、エイレネ(平和)のホーラーの三女神とクロートー、ラケシス、アトロポスの運命の女神であるモイライの三女神がいます。
ゼウスの浮気性とは?
その後、掟の女神テミスと結婚していたゼウスは、ヘラの美しさに恋に落ち、カッコウに化けてヘラに近付き犯そうとしました。
しかし、ヘラは抵抗を続け、決してゼウスに身体を許さず、ヘラは交わることの条件として結婚を提示しました。
ヘラに魅了されていたゼウスは仕方なくテミスと離婚すると、ヘラと結婚しました。
ところが、ゼウスはヘラと結婚していても、さまざまな女神や人間の女性と浮き名を流します。
エウリノメからカリスたち、デメテルからペルセフォネ、レトからアポロンとアルテミス、ディオネからアフロディテらを得ています。
さらに、嫉妬深いヘラの目をかすめながら人間の女性たちと交わり、ディオニソスをはじめアルカスやミノス、アルゴス、ペルセウス、ヘレネ、ダルダノス、ヘラクレス、ヘルメスらの父となりました。
ゼウスの子供一覧
次に、ゼウスの子供たちについて紹介します。
たくさんいるため、有名な子供たちをまとめました。
アテナ
ゼウスとメティスの娘で、知恵、芸術、工芸、戦略を司る女神です。
オリュンポス十二神の一柱であり、アルテミス、ヘスティアと同じく処女神でもあります。
アテナは、古くからギリシアの地にあった城塞都市で「都市の守護女神」として崇拝されていて、崇拝の中心地はアテナイです。
ゼウスは子供たちの中でもアテナを特に気に入っていました。
アレス
ゼウスとヘラの息子で、戦いの神でオリュンポス十二神の一柱です。
同じ戦いの神でもアテナとは異なり、戦闘時の狂乱を神格化した神で、性格も粗野で残忍で不誠実です。
また、戦いの神でありながら人間であるディオメデスに敗北するなど神話ではいいエピソードがありません。
これはアレスの好戦的な神格がギリシア人にとって不評だったことや主にギリシアにとって蛮地であるトラキアで崇拝されていたことが理由です。
基本的に神々の中では嫌われていますが、愛人のアプロディーテや従者と子供達、そして彼が引き起こした戦争が冥界の住人を増やすことから、冥界の王・ハデスとは交友があります。
男神の中では一二を争う程の美貌を持っており、身長も高く、真の姿は200メートルを超えます。
エイレイテイア
ゼウスとヘラの間に生まれた娘で、結婚の神でもあるヘラの供として出産と産婦の保護を司る女神です。
ただし肉欲はアプロディーテーが、受胎はアルテミスがそれぞれ司っているので、エイレイテュイアが司るのは子供を出産することに限定されています。
その代わりエイレイテュイアが立ち会わない限り産婦は出産できず、ゼウスの子を身ごもったレトが臨月を迎えた際に、浮気相手を憎んだヘラの言付けでエイレイテュイアが行かなかったため、レトは大変な難産に苦しみました。
ヘベ
ゼウスとヘラの娘で、青春の女神です。
元々、ヘベとは「若さ」、「青春(の美)」の意味で、青春が神格化された女神です。
母ヘラから最も愛された娘で、常にヘラの傍にいるので、すべての女神の中で最も美しいといわれます。
ヘラクレスと結婚し、二柱の息子アレクシアレスとアニケトスを生んだとされています。
ヘパイストス
ゼウスとヘラの息子で第一子ともヘラ一人の子供とも言われています。
古くは雷と火山の神でしたが、後に炎と鍛冶の神となりました。
オリュンポス十二神の一柱です。
生まれたばかりのヘパイストスは両足の曲がった醜い奇形児でした。
これに怒ったヘラは、生まれたばかりのわが子を天から海に投げ落とし、その後、ヘパイストスは海の女神テティスとエウリュノメに拾われ、9年の間育てられた後、天に帰りました。
ヘパイストスはその礼として、テティスとエウリュノメに自作の宝石を送っています。
アルテミス
ゼウスとレトの娘で、アポロンの双子の姉、狩猟・貞潔の女神です。
後にセレネと同一視され月の女神ともされています。
また、闇の女神ヘカテとも同一視され、三通りに姿を変えるものだと考えられました。
アテナ、ヘスティアと同様で処女神です。
アポロン
ゼウスとレトの息子で、アルテミスの双子の弟です。
芸能・芸術の神として名高いですが、羊飼いの守護神にして光明の神でもあり、イリアスにおいてはギリシア兵を次々と倒した「遠矢の神」であり、神託を授ける予言の神としての側面も持つなど付与された性格は多岐に亘ります。
ヘリオス(太陽神)と同一視され、オリュンポス十二神に名を連ねます。
また、腕力も強く、イリアスではアカイア勢の築いた頑強な城壁を素手で軽々と打ち砕いて崩壊させ、ボクシングを創始した神としても知られています。
ヘルメス
ゼウスとマイアの子とされています。
ゼウスはオリュンポス神族の伝令となる神を作るため、妻ヘラに気付かれないように夜中にこっそり抜け出し、マイアに会いに行くことで泥棒の才能を、ヘラに隠し通すことで嘘の才能を、ヘルメスが持つよう狙いました。
そのため、神々の伝令使、とりわけゼウスの使いであり、旅人、商人などの守護神です。
オリュンポス十二神の一柱で、ゼウスの忠実な部下、神話では多くの密命を果たしています。
ゼウスの兄弟一覧
そして、ゼウスの兄弟を紹介します。
ゼウスの兄弟は、予言に恐怖を覚えた父クロノスに飲み込まれてしまうので、生まれた順番は母から生まれた順と父から生まれた順の2種類あります。
①ヘスティア
②デメテル
③ヘラ
④ハデス
⑤ポセイドン
⑥ゼウス
一般的には母レアから生まれた順が兄弟の順として書かれます。
ただし、「クロノスの腹から吐き出された」 事を二度目の誕生と捉え、飲み込まれず成長したゼウスを最年長とする場合もあります。
①ゼウス
②ポセイドン
③ハデス
④ヘラ
⑤デメテル
⑥ヘスティア
この場合、吐き出された順番は、生まれた順番とは逆です。
先に飲みこまれた子供ほど奥にいたので、一番後に飲みこまれた第五子のポセイドンから順に吐き出されました。
では、ゼウスの兄弟を一柱ずつ紹介します。
ヘスティア
まず、ゼウスの長姉ヘスティアは、炉、暖炉、家庭、家族、国家の正しい秩序を司る女神です。
古代ギリシアにおいて炉は家の中心であり、ヘスティアーは家庭生活の守護神として崇められました。
夫や子はなく処女神とされます。
ポセイドンとアポロンに求婚されたこともありますが、その申し出を断り、ゼウスの頭に手を置いて永遠の処女を守ることを誓いました。
これに対してゼウスは、ヘスティアに結婚の喜びと引き換えに全ての人間の家で、その中央に座すこと、犠牲の最良の部分を得ること、そして全ての神殿で他の神々と栄誉をわかつこと等の特権を与えたといわれています。
また、ヘスティアは炉の神として常に家の中心に坐すため、そこから動くことが出来ないと信じられていました。
神話においても他の神々が戦ったり窮地に陥ったりしても彼女は、炉から離れることが出来ないという理由で介入することはなく、重要な神とされながらも神話には登場することがあまりありません。
ヘラ
次に、ゼウスの姉であり、妻でもあるヘラは、上述の通り結婚・産児・主婦を守護する女神です。
腹心の侍女たちには、虹の女神イーリスと季節の女神ホーラーがいます。
ある時、ヘラはゼウスと争ったあと、オリュンポスから離れキタイロン山に隠れました。
ゼウスはヘラを誘い出すため、花嫁衣装で着飾った大きな女性の木偶人形を造り、新しく結婚すると言ってキタイロン山の中を通りました。
それを聞いたヘラが飛び出して、新しいゼウスの妃の衣装をむしり取ると木像であることに気付いて和解したという逸話が残されています。
デメテル
ゼウスの姉で三女のデメテルは、豊穣の女神であり、穀物の栽培の仕方を人間に教えた存在であるとされています。
彼女の名は「母なる大地」を意味する言葉で、結婚には至りませんでしたが、ゼウスと関係を持ち、娘コレーをもうけます。
ゼウスに無理やり関係を持たされたので、彼のことはよく思っていませんが、娘コレーには愛情を注ぎます。
コレーは、のちに冥王ハデスの妻・ペルセポネとなりました。
普段は温厚ですが恐ろしい一面もあり、私欲のために過度な森林伐採を行った人間に「飢餓」という罰を与えることもあるため、ゼウスも一目置いています。
さらに弟の海神ポセイドンからも無理強いされ、秘儀の女神デスポイナと1頭の名馬アレイオーンを生みました。
最も有名な恋人のイアシオンは、ゼウスの嫉妬によって稲妻に撃たれました。
イアシオンとの間にプルートスとピロメロスをもうけました。
ハデス
ゼウスの長兄で冥界の王のハデスは、ゼウスとデメテルの娘であるペルセポネを妻にしています。
ペルセポネは冥府の女王としてハデスの傍らに座しており、夫婦で死者を裁くとされています。
ハデスは、オリュンポスの中でゼウス、ポセイドンに次ぐ力を持つといわれています。
冥界は地下にあると信じられているから地下の神とされ、ゼウス・クトニオス(地下のゼウス)という別名を持っています。
ハデスは、被ると姿が見えなくなるという「隠れ兜」を所持しており、これを用いてクロノスと対決するゼウスを助け、ティタン神族を打ち破りました。
また、ハデスは冥府の入り口に番犬としてケルベロスという怪物をを飼っており、ケルベロスとは三つの頭を持ち、尾には蛇が生えているという恐ろしい怪物です。
ハデスはゼウスなどと異なり、神話や物語が少なく、唯一際だっているのが、后であるペルセポネの略奪をめぐる話だけです。
女性に不慣れで純粋初心、ゼウスにそそのかされペルセポネを略奪しました。馴れ初めは穏やかではありませんでしたが、ハデスと妻のペルセポネの仲は良好だったと思われます。
ポセイドン
ゼウスのすぐ上の兄であるポセイドンは、ゼウスに次ぐ力の強さを誇る神です。
海洋の全てを支配し、全大陸すらポセイドンの力によって支えられています。
地震をもコントロール出来るとされ、地下水の支配者でもあり、泉の守護神ともされます。
ポセイドンの地位と実力は、ゼウス・エナリオス(海のゼウス)と呼ばれるほどです。
三叉の矛(トリアイナ)を最大の武器とし、これによって大海と大陸を自在に支配すます。
ポセイドンには、海の女神であるアムピトリテという妻がおり、彼女は美しい海の女神で大波を引き起こしたり、巨大な怪魚や海獣を数多く飼うなど強力な力を秘めていました。
強力な海の女神であるアムピトリテを正妻にしたことで、ポセイドンは大地と共に海をも司るようになったと言われています。
このことは、ポセイドンは古くは大地を司る神であったことに由来します。
ゼウスについての考察や感想
最後に、ゼウスについて個人的な感想や考察をしていきます。
全知全能の最高神として崇められるゼウスは、正義と秩序を守るため厳しい一面もありますが、女好きで気前が良く、愛人たちにたくさんの贈り物を与えました。
ギリシャ神話ではゼウスはもちろんのこと、ほかのゼウスに関わる神もみなとても人間くさい一面を持っています。
このように神ですが完璧ではなく、良い面も悪い面も持っているところが、人々に親近感を与え、世界中で親しまれる神になったのかもしれません。
一説には、実はゼウスを浮気者にしたのは、ゼウスを崇める人間たちなのでという説があります。
「最高神であるゼウスが、自分たちの祖先だとかっこいい!」という人間の考えが、浮気者のゼウスを作り出した可能性があるようです。
ゼウスが自分たちの祖先になるためには、自分たちの都市の女神や女性にゼウスが恋をして、子孫を残さなければなりません。
そのため、いろんな場所でたくさんの女性遍歴を作られてしまい、結果「浮気者のゼウス」が誕生しました。
また、古代ギリシアではゼウス神が信仰され、その影響はオリンピックにも深い繋がりがあります。
世界遺産にも登録されている古代ギリシアの都市「オリュンピア(オリンピア)」では、古代オリンピックが開催されていました。
古代オリンピックはゼウスを讃えるために行われる祭で、現在と同じように4年に1回開催されました。
この時期になるとたとえ戦争中だったとしても古代ギリシア人は戦いを中止し、オリンピックに参加したといいます。
古代オリンピックで優勝した者はゼウスの血筋を持つとされ、その名誉を狙って祭は大いに盛り上がりました。
まとめ
以上、ゼウスとその周辺の神や人物についてまとめました。
ゼウスって3回も結婚してたんだね
ゼウスの兄弟についてやっと理解できたよ
ゼウスを中心とする神々の関係性が、頭の中で少しは整理できましたか。
ややこしいかとは思いますが、この記事がセウスとその一族を理解する上で一助になれば幸いです。
ゼウスの子や愛人はまだまだたくさんいますので、興味があれば調べてみてください。