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「リビングにおしゃれな階段を設置したい」「明るく開放的なリビングにしたい」と考えて、デザイン性の高いスケルトン階段にあこがれるかたも多いのではないでしょうか。
デメリットが多いのは承知のうえで、憧れていた鉄骨&木のスケルトン階段をリビングに採用しました。
メリットなさそうだけど大丈夫?
この記事では、実際にリビングにスケルトン階段を採用したわが家の経験談を踏まえ、スケルトン階段を採用した人が後悔しているポイント、メリット・デメリットについて考察します。
家づくりをはじめる人は必見
Contents
スケルトン階段にして後悔したポイントは?
「見た目はめちゃくちゃ素敵!」
「でもデメリットのほうが多いよね?」
というのがスケルトン階段に多いイメージではないでしょうか。
わたしもそう思っていて、憧れるもののデメリットが気になっていたので、家づくり中は何度もスケルトン階段について調べていました。そして悩んだ挙句、採用!
以下、スケルトン階段を採用して後悔した人の口コミをまとめています。
わが家はスケルトン階段を採用して後悔していませんので、あくまで採用前に調べた結論です。
①階段下の活用法がむずかしい
ほこりが踏み板の隙間から落ちてきます。そのため階段下はスペースが空きますが、デスクなど何か家具を置くスペースとして適しているとは言い難いです。
本来、階段下というのは収納スペースとして有効活用する人も多い部分ですが、スケルトン階段があることで収納箇所が減る点はデメリットになります。
おうちの間取りに余裕がないと実現しづらいので、収納力が減ってもいいかたやおしゃれ重視派のかたが設置する階段といえるでしょう。
②転落の危険がある
小さい子どもやペットが、隙間から落下する危険性があります。大人も、階段下の掃除をしながら頭をぶつけてしまうなど気を付けないとケガをしてしまいます。酔っぱらっているときは特に要注意ですし、老後も注意が必要かもしれません。
小さい子どもがいる家庭では転落防止のためのネットを張っていることが多いですよ。
③生活音とにおいが2階に漏れる
光と風が通るのが魅力ですが、音やにおいも通るので気になるかたもいるようです。
特にリビングのスケルトン階段の場合はリビング・ダイニング・キッチンの匂いがダイレクトに2階に上がるので、食事やおうち焼肉の際は臭いが充満してしまいそうです。
また子どもが大きくなってお友達があそびにきたときなどは、リビングと個室の声が互いに響いて聴こえてしまう可能性があるため、プライバシーの面でもデメリットがあります。
④リビング階段だと電気代がかさむ
スケルトン階段で特にリビング階段だと普段生活しているリビングのエアコンの温度が2階に逃げてしまいやすいです。
リビング階段でもリビングと階段の境目をドアで仕切る場合は問題ありませんが、スケルトン階段の場合は境を分けることもできないので、必然的に暖房や冷房の温度は2階に漏れ放題です。
実際、わが家はリビングのスケルトン階段にして、電気代が跳ね上がりました(汗)
⑤ペットや子どもがこわがる可能性がある
危険に通づる部分ですが、小さな子どもやペットがこわがって上り下りできない場合は、常に付き添うはめになるかもしれません。
手すりの隙間は小さい子どもなら頭が入ってしまうスペースくらいのケースも多いので、実際に転落事故もあるようです。
わが家の息子たちはまったく怖がってしませんが、高いところが怖い子どもや高所恐怖症のかたは日々の生活のストレスになりうるでしょう。
⑥踏み板の隙間から物を落としてしまう
服など軽いものなら大変ではないですが、飲み物をこぼしたら広範囲に水分が拡がってしまって大変です。まれですが観葉植物を移動させる際に土を落としてしまった場合も掃除が面倒です。
また、小さな子どもはおもちゃなどをよく落としてしまうので、階段下にいないよう気を付けなければいけません。2階からおもちゃを落とした場合、床に傷がついてしまうのも注意が必要ですね。
⑦スカートを履いている人が上っている時、階段下から見えてしまう
家族は気にしないかと思いますが、お客様がきたとき2階に上がることがあればスカートだと気になってしまうかもしれませんね。
わが家は来客があっても2階に上がることはまずないですが、子どもが大きくなったとき女の子なら制服やスカートで階段を上るのを気にしてしまいそうですね。
スケルトン階段にするメリット3選
①おしゃれでかっこいい
家のデザインにこだわりがある方は、階段もおしゃれにしたいですよね。
スケルトン階段は、「階段」を1階と2階をつなぐためだけのものではなく、インテリアの一部として取り入れることができます。
スケルトンなだけあって空間に抜け感が生まれるので、開放感がありますし、スタイリッシュな印象を受けます。
インテリアとマッチした階段なら、より一層素敵な空間を演出できそうです。
②明るい空間になる
蹴込み部分に板がないため、光が漏れて明るく、間接照明のような役割も果たします。
わが家も階段上や階段下の廊下にブラケットライトを灯して照明の雰囲気を愉しんでいます。
階段横のブラケットライトは千(sen)、それ以外はニューライトポタリーやルイスポールセンを施主支給しました。
③開放的で空気が循環する
風を通すので空気が循環しやすく、開放的です。
収納が減る可能性があるため間取りに余裕がないとスケルトン階段を採用しづらいということを前述しましたが、一方でスケルトン階段にすることで狭いお部屋でも広く感じやすいメリットもあると思います。
そのため収納力をあまり気にしないなら、部屋の面積がそれほど広くない場合でも開放的な空間を作り出すためにスケルトン階段を採用するのもありではないでしょうか。
スケルトン階段にするデメリット3選
①価格が高い
スケルトン階段の価格は通常の階段にくらべると、大幅に費用が上がります。強度を保つために使用する素材や形状も限定されますし、設置工事にもコストがかかります。
スケルトン階段と一口に言っても、デザインも構造も様々で、オリジナルでデザインしてもらうこともできますし、既製のものもあるので、予算に応じて検討しましょう。
わが家は鉄骨階段をオーダー発注したかったですが、それ以外にも予算をまわした(海外製の60cm食洗機、1Fの無垢床、ポーターズペイントなど)ため予算オーバーだったので断念しました。
②ケガや落下の危険性
後悔の声でもありましたが、通常の階段よりも、落下する可能性は高くなってしまいます。
同居家族に小さなお子さんやご高齢のかたやペットがいる場合、取り外し可能な保護ネットでスキマを覆ったり、傾斜をゆるやかにしたりするなど、対策が必要です。
③掃除が大変
通常の階段は、踏み板部分と側面の掃除で済みますが、スケルトン階段は見えている部分が多いので、掃除する面積が増えます。また、ほこりが踏み板の隙間からどんどん落ちるので、階段の掃除だけでなく常に階段下の掃除も行う必要がでてきます。
スケルトン階段とは
通常の階段は、踏み板同士が「蹴込み板」と呼ばれる垂直方向に設置する板でつながっています。
スケルトン階段は、この「蹴込み板」がなく、踏み板とささら桁だけで構成された階段のことを指します。
「ストリップ階段」「オープン階段」「シースルー階段」などとも呼ばれています。
まとめ
おしゃれで開放感いっぱいのスケルトン階段、魅力的ですよね。
メリットだけで採用してしまっては後悔しそうですが、デメリットをしっかり把握したうえで「それでも絶対に採用したい!」という場合はおすすめです。
わが家は戸建てフルリノベーションをしたので、もともとはスケルトン階段ではなく普通の階段でしたが、スケルトン階段にしたことで圧迫感がなくなり、軽やかな印象が生まれ、もともとのお部屋よりもかなり広く感じるようになりました。
窓際から入る彩光がダイニングに届き、明るいリビングダイニングになったのでよかったです。また収納力が減らないように半分は収納にしたので、悪くいえばデザイン性は落ちましたが、良くいえばいいとこどりのスタイルになったかなという所感です。
ご家族でたくさん議論して、ステキなスケルトン階段の設置を検討してみてはいかがでしょう。
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